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【スリッパ豆知識】スリッパの発祥は約170年前の日本!
私たちにとって日常生活に馴染みのあるスリッパ。発祥はここ日本であることを知っていますか?
日本はきもの博物館(現・福山市松永はきもの資料館)の資料*によると、スリッパが誕生したのは19世紀の開国時。東京で仕立屋を営んでいた徳野利三郎氏の手によって生まれたとされています。
当時は現代のホテルのような宿舎がまだ少なく、先進技術を伝えるために来日していた多くの西洋人は、寺社や旅籠を宿泊先にしていました。しかし、シャワーや寝る時以外は靴を脱がず、ましてや人前で裸足をさらす習慣のない西洋人は、次々と土足で畳の間に上がってしまいトラブルに。
そこで徳野利三郎氏が依頼を受け、靴の上から履くオーバーシューズを製作をしたことがスリッパのはじまりと言われています。
その後スリッパは日本人の間でも、洋館のモダンな暮らしで使う西洋的な履物として徐々に広まりましたが、靴の上からではなく素足にそのまま履くスタイルが定着。より履きやすい形状に進化し、今日のスリッパの姿に至ります。
今では何気ない日用品のひとつとなっていますが、実は日々全体重を支えるスリッパには、歴史の中で積み重ねられた技術、ものづくりの伝統が詰まっています。
ホンシュでは、そんな日本発祥の伝統を今に伝えるべくオリジナルブランド「SURIPPA」を展開中。専門メーカーとして、変わりゆく時代の中で新たなスリッパの歴史を紡ぎ、未来へと繋いでまいります。
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*出典:東京都立皮革技術センター「日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館97年度年報」
https://www.hikaku.metro.tokyo.lg.jp/Portals/0/images/shisho/shien/public_2/126_4.pdf